将棋ウォーズ
ふたば亭プラスです。
近年、羽生さんの永世七冠達成&国民栄誉賞受賞や、藤井聡太棋士の連勝&昇段スピード、加藤一二三さんのメディア進出など空前の将棋ブームに沸いています。
私も子供の頃から将棋が好きで、お遊び程度に将棋を指していましたが、社会人になって公私共々忙しくなってきたこともあり、しばらく将棋から遠ざかっていました。
そんな中、数年前から日本将棋連盟公認の「将棋ウォーズ」というオンライン型将棋アプリケーションソフトの存在を知り、どっぷりとハマってしまったのです。スマホやタブレットでスキマ時間を利用して気軽に対戦できるという手軽さも夢中になった要因の一つ。
全国のアマチュア棋士の大半が参加していると推測
会員数は400万人以上おり、リリースからの通算対局数は3億局を突破しているようです。
オンラインで、1日3局まで無料で対戦が可能!
アプリ課金(600円/月)をすれば無制限で対局を行う事も可能ですが、そこまですると普段の生活に支障が出そうなので、無料の3局で抑えておくのがちょうど良いかもしれません。
私は、自宅で読書や勉強をしている合間によく対戦しており、ちょうどいいリフレッシュになってます。頭を活性化してくれる感じ。
まずは30級から始めて徐々に昇級していったのですが、2級までいったところで全然勝てなくなってしまいました。
この2級突破が関門!
実際に、棋力分布を調べると1級と2級だけで40%近く居る事が分かりました。やはり初段の壁は厚い。。。


この棋力分布調査の詳細について、下記の記事にまとめまてます(ご参考まで)。
私自身も2級で停滞してしまい、「定石の基本を忘れてるな・・」と実感。かなり前に購入した「四間飛車」の本を引っ張りだして、時間のある時に読みながら感覚を取り戻していったのです。
四間飛車党にはおすすめの本。これで定跡はマスターできる。
これで少しづつ勝てるようになり、約1年かけて2級から初段に昇段!!
いやはや、時間がかかった・・・。
しかも、この「将棋ウォーズ」は日本将棋連盟公認となっており、ネット上での初段免状を現実世界でも貰う事ができます。
日本将棋連盟公認の「初段免状」の申請が可能!
更に、ちょうど私が初段になったタイミングで羽生さんが竜王に返り咲き、永世七冠を奪取しました。これはチャンス!と「初段免状」を申請。何より羽生竜王の署名が欲しかったんです。
初段申請方法
初段になると、「将棋ウォーズ」のアプリの中で合格番号を受け取る事ができます。これをもとに「Yahooショッピング」経由で購入する事が可能。
ただ、申請料金が32,400円とかなり高額(2017年当時)。痛い出費ではありましたが、自分へのご褒美として奮発する事にしました。当然、自分の小遣いからでしたが・・。
ちなみに、初段より上の段位になると、更に金額が跳ね上がります。
・二段:43,200円
・三段:54,000円
・四段:75,600円
・五段:108,000円
・六段:270,000円
凄い金額・・・。しかし六段で27万円も払って申請する人などいるのだろうか。まあ、私は初段で充分。
なお、将棋初段のあと参考までに、他の一般的な初段の獲得方法を書いておきます。
<初段獲得方法>
①プロ棋士の推薦
②将棋会館道場で実際の対局を通して昇段
③雑誌「将棋世界」で認定を受ける
④新聞や雑誌の認定問題で規定点数達成
⑤「将棋倶楽部24」ネットで初段となる
手軽にできる「将棋ウォーズ」が一番手っ取り早いかもしれません。
免状到着
申請してから約1ケ月半、初段免状が届来ました!!
いや〜、長かった。
将棋連盟の人によると、羽生さんが非常に忙しくなかなか署名する時間が持てなかったとの事。まあ、それは納得。

非常に立派な桐の箱に入っています。
開けて見ると・・・・

かなり本格的な免状が出て来ました。横65cm、縦27cm。
しかも全て墨の手書き!

「夙に将棋に丹念にして研鑽怠らず進歩顕著なるを認め茲に初段を允許す」と書かれています。

この本文がどのような意味なのか良く分かりませんでしたが、ちゃんと解説書が入っていました。
ありがたい。。。

「日頃から将棋に真心を込めているうえに研究を怠らないで進歩が著しいことを認めここに初段を許可する」
なるほどね。有り難いお言葉。
そして、これが主要棋士の署名。
右から
・会長:佐藤康光
・名人:佐藤天彦
・竜王:羽生善治
となっています。何より、羽生さんの署名が嬉しい!(崩し字でちょっと読みにくいけど)

羽生さんの署名のみ拡大。

あと、こんなカードサイズの免状まで入っていました。使い道は良く分かりませんがこれも嬉しいですね。

更に、特典として藤井翔太君のプロデビュー29連勝を記念した駒箱まで入っていました。自筆の書のようです。漆塗りのかなり立派なもの。
さすが日本将棋連盟。記念特典のレベルを超えてます!
将来、藤井聡太さんが高名な棋士になれば価値も上がるかもしれません。大事に持っておこう。


実際に駒を入れてみたらこんな感じに。

額縁の手配
せっかく立派な免状を頂いたので、額縁に入れてみました。
日本将棋連盟純正の「ほまれ」という額。


額縁に入れるとやはり迫力が出ますね。
目につく場所に、大事に飾っておこうと思います。
ちなみに、将棋初段を取ると、就職や転職活動の際にも武器になります。
詳しくは下記の記事を参考にして下さい。
著名人の将棋段位
芸能人やお笑い芸人、野球選手の中にも将棋が好きな人が多い。
それぞれ、どのような段位を持っているのか調べてみました(故人も含んでます)。
◆初段・・・ザブングル加藤歩、桂文枝、大橋巨泉、江川卓、石井浩郎、井川慶、シャンプーハットてつじ、香田晋、山崎バニラ、伊藤かりん
◆二段・・・石立鉄男、渡辺徹
◆三段・・・つるの剛士、森田正光、古田敦也
◆四段・・・森本レオ、萩本欽一
◆七段・・・団鬼六
ちなみに、これまでのアマチュア棋士の中で最強だったのは、私としては「小池重明」だと思っています。2年連続アマチュア名人となり新宿の殺し屋と呼ばれた方で、プロ棋士相手でも平手で勝率5割を誇った天才です。
酒と女に溺れアウトローな人生を歩んだ方ですが、将棋の強さは圧倒的でした。私が大好きな棋士の1人です。
そんな彼の数奇な人生を下記の記事にまとめていますので、興味のある方は是非目を通して下さい。
履歴書(趣味欄)への記載
初段を持っていると、履歴書の「趣味・特技」の欄に書く事ができるようです。将棋そのものがビジネス場面で有利に働くことはありませんが、戦略的な思想を有しているという事でアピールポイントになるとの事。
高い出費になるが、持っていて損はない免除だと思います。
なお、私がこれまで取得してきた資格の一覧表は下記にまとめています。主に技術系資格をメインに「おすすめテキスト」「勉強方法&ノウハウ」「試験概要」「難易度」などを紹介。興味のある方は参考にして下さい。