【履歴書の特技・趣味欄の書き方】「将棋初段」と書けば一目置かれる!面接時のアピールに最適!

履歴書の書き方

ふたば亭プラスです。

就職活動(新卒や転職)で履歴書を書く時、大抵の方は「資格・免許」や「志望動機」の欄は、かなり力を入れて詳細に記載すると思います。

では、皆さん。
「趣味、特技」の欄はどのように書いていますか?

一般的なフォーマットはこんな感じ。

自由に何文字でも書けるように、比較的大きな空間が空いています。


ほとんどの方はそれほど注力せず、適当に当たり障りのない事を書いているかもしれませんが、それはすごくもったいない。

「趣味・特技」は自分をアピールするチャンス!

そう思うのです。

採用担当者は、「趣味・特技」欄で下記の事を重点的に見ていると言われています。

①人柄チェック
②面接での緊張緩和の話題に活用
③転職意欲の高さチェック

マイナビより

もし、競争率の高い人気企業に就職したい場合、他の方と差をつける事のできる絶好のチャンスだと思うのです。

では、どうすればいいのか?

色々な方法がありますが、最もオススメしたいのが、「囲碁」「将棋」「チェス」のような戦略的&論理的な思考を必要とするゲームが得意な事をアピールする事。

「これが得意だという事は、実際の業務でも様々なアイデアを出してくれて即戦力として使えるかもしれない」

採用担当者にそのような印象を与えてくれるでしょう。

なかでも、最近は空前のブームとして脚光を浴びてきている「将棋」はオススメ!

◆凄まじい速さで昇段中の藤井聡太棋士
◆独特のキャラと笑顔の加藤一二三棋士
◆国民栄誉賞を受賞した羽生善治棋士
などの影響で、将棋人口はかなり増えてきています。

そんな中、「将棋初段」を持っているのはかなり有利。

将棋初段 保有
(日本将棋連盟公認)

こんな風にアピールできれば、採用担当者に強烈なインパクトを与える事ができるでしょう。

二段、三段など上位のランクを持っているのに越したことはありませんが、就職時に武器にするには初段で充分。

では、どのようにすれば、日本将棋連盟公認の段位を取得できるのか?

代表的な取得方法について、いくつか紹介していきます。


段位の取り方

(1)将棋ウオーズ

将棋ウオーズは、ネットでの対戦型ゲームで利用者数は400万人を突破しており、おそらく日本で最も有名なオンライン将棋ソフト。
しかも日本将棋連盟公認。

このゲームで昇級した級段位と同じ免状&認定状を取得できます。
5級〜六段

ちなみに、パソコンだけでなくスマホでも手軽に対戦が可能。
スキマ時間を利用できるのが嬉しいですね。
1日3局までは無料で対戦できます。

実戦で経験を積んで、昇級していきましょう。
スタートは30級からです。

<公式サイト>
将棋ウオーズ

<アプリ>
iOS版AppStore
Android版GooglePlay

また、Amazonからも無料ダウンロードできます。


(2)将棋倶楽部24

将棋ウオーズと同様、オンライン対戦型ゲーム。
こちらも日本将棋連盟公認。

このゲームで昇級した級段位と同じ免状&認定状を取得できます。
5級〜六段

将棋ウオーズと同様、パソコンだけでなくスマホでも対戦が可能。
但し、操作方法はかなり異なります。
自分の好みに合わせて選択してみては?
1日1局までは無料で対戦できます。

<公式サイト>
将棋倶楽部24

<アプリ>
iOS版AppStore
Android版GooglePlay


(3)将棋世界

こちらは将棋の月刊紙。
この雑誌には「昇段コース」というものがあります。
ここで4問ずつ「次の一手問題」が掲載されているのですが、この最善手を考えて、往復はがきで日本将棋連盟に発送。

その後、正解した問題数に応じて点数をゲットできます。

この点数を集めていき、段位ごとに規定された卒業点数まで収集すると段位の卒業証が返送されるのです。
初段〜六段


(4)新聞の将棋コーナー

新聞にも「将棋コーナー」を掲載しているものがあります。
下記が代表的な新聞。

毎週1回掲載される認定問題で規定の点数に達すると免状を申請できます。

読売新聞、毎日新聞、東京新聞、中日新聞、西日本新聞、しんぶん赤旗日曜版、秋田魁新報、山形新聞、福島民友新聞、下野新聞、上毛新聞、千葉日報、新潟日報、信濃毎日新聞、静岡新聞、日本海新聞、高知新聞、熊本日日新聞、宮崎日日新聞、南日本新聞、北海道新聞

 


(5)スカパー囲碁将棋チャンネル

あと、面白いのがスカイパーフェクTV。
ここの囲碁将棋チャンネルで放映される問題で規定の点数に達すると、免状を申請できるのです。
三段まで

<公式サイト>
囲碁将棋チャンネル


(6)81Dojo

これも、上記で紹介した「将棋ウオーズ」や「将棋倶楽部24」と同様、オンライン対戦型ゲーム。

但し、2つのメジャーソフトに比べるとちょっと知名度は低め。
それでも日本将棋連盟が後援している公式ゲームです。

あと、この81Dojoの特徴は、なんと言っても海外のプレーヤーと対戦する事が可能という事。
将棋を通して、国際交流(?)をしたい方にはうってつけのゲームかもしれません。

このゲームで昇級した級段位と同じ免状&認定状を取得できます。
5級〜六段

<公式サイト>
81Dojo


(7)棋士の推薦

プロ棋士、若しくは、棋道師範、棋道指導員、普及指導員に認められれば、推薦により免状を申請できます。
知り合いに、これらの方がいればいいのですが・・・、一般人にはちょっとハードルが高いかもしれません。


(8)将棋連盟会館道場

日本将棋連盟の道場でも当然ながら段位の認定を受ける事ができます。
(これが最も正統法かな。)

支部は大阪と東京にありますが、細かい規定は若干異なると思いますので、詳細は各道場の係員に問い合わせた方がいいでしょう。

【東京】
東京将棋会館
東京都渋谷区千駄ヶ谷2-39-9
Tel:03-3408-6167


【大阪】
関西将棋会館
大阪府大阪市福島区福島6-3-11
Tel:06-6451-7272


オススメの将棋本

上記の方法で実戦を積み初段を目指す過程で、ただ闇雲に将棋をしていただけでは強くなれません。

オススメの将棋本も紹介しておきます。

「定跡はある程度知っているけど、なかなか勝てない」
という方に最適。

将棋ファンの間で評価の高い本をピックアップしました!

将棋関連書籍の様々なランキングで、常に上位を占めているものばかりです。


(1)3手詰ハンドブック

まずは何と言っても「詰将棋」に強くなる事。
これが初段へ近く近道。
断言します!

詰将棋の本は、様々な種類のものがたくさん出版されていますが、その中でもダントツに人気があるのがこの本。

3手なので、それほど難解なものではなく初心者でも肩ひじ張らずに解くことができます。
どちらかというと『反射神経を鍛える本』と言った方がいいかもしれません。

1問10秒〜20秒くらいで解けるようになれば、目に見えて強くなるでしょう。

あと、将棋初心者の方の為に、こんな本もあります。
ズバリ「1手詰めハンドブック」。

これに慣れれば、将棋自体が面白くなってくるでしょう。
「以前は将棋をやっていたけど、何年かぶりにトライしている」という方にも最適な本です。


(2)ひと目の手筋

この本は、中盤力をアップさせるもの。
将棋は定跡さえ覚えれば、序盤はある程度の形で指す事ができますが、中盤になってくると思考力が必要となり、一手のミスで途端に劣勢になってしまう事がよくあります。

ここをクリアしないとなかなか強くなれません。

まさに実戦での勝負勘を鍛えてくれます。


(3)寄せの手筋200

この本は、終盤力をアップさせるもの。

優先に相手を攻め込んでいても、詰みまでの手筋が見えなければ隙をついて王様に逃げられてしまう事がよくあります。

私の経験上、これほど悔しい事はありません。

実戦の経験を積んでいけば「寄せパターン」が身についてきますが、とてつもなく時間がかかります。

この本は、そのような「寄せパターン」のノウハウを一気に吸収できます。

トップ棋士の方も推奨されてるバイブル的存在。

寄せの基本の形をたくさんフォローしていてとても解り易い。ルールを覚えた後に読んで欲しい本です。

羽生善治

基本と応用がわかりやすくまとめられている。順を追っていけば、級位者の方でも、有段者向けの難しい問題が解けるようになっている。棋力に関わらず楽しめる本だ。

谷川浩司

駒の力を最大限に発揮し「きれいな寄せ」が決まった時の嬉しさはまた格別である。本書にはそのエッセンスがたっぷりと詰まっている。

佐藤康光

私でも数秒考える問題がいくつかあった。寄せは将棋の最重要部分。この一冊でレベルアップ間違いなし。

渡辺明

是非とも手元に置いておきたい1冊です。
私も所有していますよ。


(4)四間飛車を指しこなす本

将棋の戦法には大きく分けて「居飛車党」と「振り飛車党」があります。
私は「振り飛車党」で、そのなかでも四間飛車をよく指します。

理由は簡単。
将棋があまり上手くなくても、そこそこ相手を追い込める事ができるからです。
(経験に基づく自論)

この本の著作の藤井猛棋士は、振り飛車のスペシャリスト。
初心者の方でもすんなりと理解できる構成になっています。

振り飛車のなかでも四間飛車をマスターしたい方は読んでおいた方がいいでしょう。


免状の申し込み方法

段位を取得できたら、免状を申請する事ができるのですが、これは有料となります。

段位によって異なりますが、初段の場合は¥33,000(税込)。

多少値が張りますが、これには理由があります。

【免状の構成】
◆全て墨での手書き
◆将棋連盟会長の署名入り
◆名人の署名入り
◆竜王の署名入り
◆桐の箱入り
◆時期によって記念特典あり

そう。
かなり手間がかかっているのです。

下に私が所有している初段免状の現物を紹介していますが、これを見て頂ければ納得してもらえると思います。


初段免状の現物

私は「将棋ウオーズ」を通して初段を取得しました。
2級から1年もかかってしまいましたが、初段を取れた時の嬉しさは格別でしたね。

では、免状の現物がどのようなものなのか紹介していきます。

まず、驚いたのが立派な桐の箱に入っていた事。
とんでもない重厚感!

そして、これが免状。
広げるとかなり大きく、横65cm、縦27cmあります。

これは額縁に入れてみたところ。

免状には
「夙に将棋に丹念にして研鑽怠らず進歩顕著なるを認め茲に初段を允許す」
と書かれています。

要は、
「日頃から将棋に真心を込めているうえに研究を怠らないで進歩が著しいことを認めここに初段を許可する」
というもの。

ありがたいお言葉です。

そして、これが主要棋士の署名。

右から
・会長:佐藤康光
・名人:佐藤天彦
・竜王:羽生善治

私は、羽生さんとは同世代で、昔からの大ファン。
この直筆の署名は嬉しかったですね。

あと、カードサイズの免状まで入ってました。

財布にも入るサイズで持ち歩きも可能。
連盟の捺印も入っているので、将棋好きの人と話す時にこれを見せれば、話のネタになるかもしれませんよ。


ちなみに免状を申請すると特典として、大抵「記念品」がついてきます。

私が初段を取得した平成29年は、藤井聡太棋士がプロデビュー29連勝を達成した年だったので、本人直筆サインの駒箱を頂きました。


以上、初段免状を申請すれば、これだけのモノを頂けるのです。
個人的には申請費用は安いものだったと思っています。

ただ、免状を入れる額縁まではついてきません。
桐の箱にしまって大事に保管している人もいるようですが、私はせっかく取得したので、”自分へのご褒美”として額縁を買いました。

上でも紹介しましたが、かなり立派なもので大満足。
自室の壁にデカデカと飾ってます。

将棋関連の記事

これまで書いてきた将棋関連の記事です。
興味のあるものがあれば、是非覗いてみて下さい。





国家資格の取得方法

この記事では、「特技・趣味」にターゲットを絞り書いてきましたが、履歴書を書く上で何種類かの国家資格を持っているとかなりの強みになります。

私がこれまで取得してきた資格&検定について、
・「おすすめテキスト&問題集」
・「勉強方法」
・「試験概要」
・「難易度」
など、実体験をもとに紹介しています。

資格取得事の参考にして下さい。