【国家資格】合格後の参考書 売る?残す?

古本屋にて

私はよく古本屋に行くのですが、いつも気になるのが国家資格や検定の参考書や問題集が大量に売られている事。

大手の系列店では、例えばこんな感じで棚一杯に並んでいるところもあります。

<古本屋:資格&検定コーナー>

なかには比較的新しいものもあり、おそらく試験が終わってすぐに売りにきたと思われます。こういうのを見る度に、少し複雑な心境になるのです。。。

参考書に対する思い

世間一般的に、使い終わった参考書について「売る派」と「残す派」に二分されますが、私は基本的に「残す派」です。どれだけ前のものでも大事に保管しています。

残す派

私にとって資格試験は、合格するのが目的ではなく、『知識の吸収』と位置付けています。

保管しておく事で、忘れた所は何度でも見直せるし、そこに過去に自分で書き込んだコメントやマーカーなどがあれば、勉強していた当時の事が思い出され、一気に記憶が蘇ってくるのです。
そして、その蘇った記憶によって、一段と理解が深まります。

そして何よりも「これだけやってきたんだ!」という将来への自信にも繋がるのです。


下の写真は、これまで私自身が様々な資格試験に使ってきた参考書と問題集。どれくらいの量になるのか、床に並べてみました。

使用してきた参考書&問題集:約40冊

総延長80cm!

よくもまあ、これだけ勉強してきたものです。自分自分を褒めてあげたい(笑)。そして一冊一冊に、試験勉強に打ち込んできた思い出がつまっています。成長過程の写真アルバムのような感じ。


これらの参考書を使って取得してきた「国家資格の一覧」は下記にまとめています。

あと、合格後に取得した「免許証」がどんなものなのか、下記にまとめました。同じような資格を目指している方がいれば参考にして下さい。


参考書の使用方法

私は、参考書や問題集を「きれい」に扱うのではなく、「ボロボロ」になるまで使いこみます。

風呂場に持ち込んで、湯船に浸かりながら眺める事も多々あり。

「売らない」と決めているので、こういう使い方ができるのかもしれませんが、持論をいうと「ボロボロ」にするという意気込みで勉強する方が、記憶の定着率は格段に向上します。

私は学生の頃、参考書を使う時はブックカーバーをつけ、「きれい」に扱い、ポイントはノートにまとめ直して、復習する時は美しく整ったノートの方ばかり見ていました。

しかし、このやり方では「いかにきれいに扱って、丁寧にノートに書いていくか」という事ばかりに気をとられ、ほとんど頭に入ってこなかったのです。
そして、一旦覚えた知識も、時間が経つと一気に忘れ去っていきます。
(非常に効率が悪い勉強方法・・・)

参考書はボロボロに駆使するのがベスト。

もし可能なら、今より圧倒的に時間のあった学生時代の自分に伝えてあげたい気分です。


なお、資格を取得する上で、自然と身についた勉強のノウハウついて、下記の記事にまとめていますので参考にして下さい。(かなり生々しい内容を赤裸々に語っております)


手持ちの最も古い参考書

ちなみに、手持ちの参考書の中で最も古いのは、この危険物乙4の本。

平成6年発行。現在が平成31年なので、25年前のものになります。ここまで古いものを残しているのは私だけかもしれませんが・・。
もう少し持っていると骨董品的価値が出るかも(笑)。


古本屋で買う時の注意

古本業者が参考書を買い取るという事は、それだけ需要があるという事。
ただ、注意しないといけないのが、発行年度が古いものと新しいものが混在しているので、現状の試験制度に即していないものがあります。
本が綺麗なので、うっかり買ってしまったら5年前のものだった、という話もよく聞きます。

また、発行年度が新しいものでも、直近でいきなり試験制度が変わっている可能性もあるのです。

買う前に、その試験を管轄しているセンターのHPなどを見て、試験制度を確認すると共に、併せて「誤植情報」も見ておく事をオススメします。