消防設備士 甲4の受験者数と合格率から見えてくる事

消防設備士 甲4とは

ふたば亭プラスです。

現在、街中の多くの施設には、消防法によって消防設備の設置が義務付けられており、また定期的にその整備や点検を行う必要がある為、有資格者の需要はかなり高い。就職や転職、若しくは消防設備関連の昇給や昇進の為に取得を目指す人が多くなってきているようです。特に最近は「ビルメン4点セット」のプラスアルファの資格として、この資格が注目されています。

この消防設備士の資格は、対象となる設備の種類によって、下記のように大きく7つのグループに分かれています。

「甲種」と「乙種」は工事ができるかどうかで分類。

◆甲種:工事、整備、点検が可能
◆乙種:整備、点検のみ可能

今回、紹介する消防設備士甲4(甲種第4類)とは、上記にあるように「自動火災報知器設備」、「ガス漏れ火災警報設備」などの工事と整備と点検を行う事ができる資格です。

なお、甲種を受験するには受験資格が必要となります。

様々な条件がありますが、最もメジャーなものは「電気工事士の免許取得」でしょう。私自身も甲種4類を受験するに当たり、第二種電気工事士の免許を取得しました。

では、この資格の毎年の受験者数や合格率はどのようなものであるか?表とグラフにまとめてみました。


受験者数と合格率

受験者数は、1万7千人〜1万9千人ほどで合格率は30〜35%

合格率が低いのは、この試験の出題形式に関連があります。

選択問題だけではなく、筆記試験があるのです。よって、曖昧な記憶だけでは合格することが出来ません。内容を完全に理解し、それを手で書けるようにならないといけない。これには私も苦労しました。

それだけ完璧性が求められる資格なのでしょう。まあ、昨今の集合ビル火災で被害が拡大するニュースをみるとそれも納得が行きます。

なお、この資格を取得するための勉強方法&ノウハウについては下記の記事にまとめています。


総括

10人中3人しか合格できない難しい試験ですが、それ故に有資格者の評価は高い。しかも全国で毎月のように試験が行われているため、たとえ落ちたとしても何回でもチャレンジできます。

最近の求人情報を見ても非常に需要があるため、設備系の業種を目指す人はビルメンも含め、受験の優先順位をあげた方がいいように思います。

下記の記事に、消防設備士の求人数が伸びてきている様子をまとめているので、参考にして下さい。


同じ消防設備士の「乙4」と「乙6」の受験者数と合格率については、下記の記事にまとめています。


なお、私がこれまで取得してきた資格の一覧表は下記の記事にまとめています。参考にして下さい。