【レッドウイング】10年履いたREDWINGのレビュー:美しい経年劣化(8109オックスフォードと9011ベックマン)

ふたば亭プラスです。

私はレッドウイング(REDWING)の靴が大好きで、ショートブーツとロングブーツを約10年ほど履き続けています。

何よりも気に入っているポイントは、その耐久性です。

抜群の耐久性!

本革製なのですが、舗装されていない自然道や砂利道などで履きまくってもびくともしません。

外観は多少キズつきますが、その辺は私はあまり気にしないタイプ。
コレクターの中には、ピカピカに磨き上げて大事に保管している方もいますが、私は日常生活用にガンガン使っていくのが好きなんです。

10年間ガンガン履き続けたらどんな感じになるのか?

これからレッドウイングの靴を買おうとしている方や既に購入している方の参考になれば幸いです。

レッドウイングとは?

レッドウイング(REDWING)は、アメリカ中西部のミネソタ州発祥のブーツメーカーです。

1905年に、チャールズ・ベックマンが14人の仲間と共にレッドウイングという街で靴の製造を始めたのが発端。

本革の材質&製法にこだわり、高品質でありながら低価格というコンセプトで1950年代に爆発的な人気を得ました。

この赤い羽のロゴマークは非常に有名。
職人さんが「俺の自信作だ!」と豪語している様子が目に浮かびます。

耐久性に優れたレッドウイングですが、もう一つの魅力として、「履き込むほどに自分の足に馴染んでくる」という事。

足に馴染みやすい!

これは、アウトソールとインソールの間のコルクが、歩行する時の圧力によって自分の足裏の形状と同じ形に潰れていく仕組みになっているからです。

この辺りも長年の人気を博している所以なのでしょう。


8109 (オックスフォード)

購入方法

まず紹介するモデルが、レッドウイングの中でも非常に人気の高い「8109」(ワーク・オックスフォード)。

ショートブーツなので普段使いに最適。

形状もオシャレで、私服だけでなくスーツと共に履いてもさほど違和感はありません。

靴が入っている箱もカッコイイのです。
ロゴが大きく描かれており、レッドウイングを買ったんだという満足感を得る事ができます。

私は靴を買ったら箱はすぐに捨ててしまうのですが、このレッドウイングの箱だけは捨てる事ができませんでした。
10年経った今でも、靴と共に大事に保管しています。


約10年間履いた状態

では、10年間手入れをしながら履いた靴の状態(エイジング)をお見せします。

約10年エイジング

非常にいい色になってきており、個人的には大満足です。
新品のピカピカした状態よりもはるかにカッコイイ!

ちなみに、靴のタン(舌革)部分の裏にはモデル型番(8109)と共に、製造年月日もタイピングされています。

私の靴は、2010年12月に製造されたようです。


手入れ方法

手入れに使っているのは、この純正の「ミンクオイル」と「オールナチュラルレザーコンディショナー」。

どちらも成分は似ているので、どっちを使ってもいいのですが、「オールナチュラルレザーコンディショナー」の方は100%天然素材で作られた高品質クリームとなっています。

(特記)メーカーでも、どちらを使ってもいいと公表しています。入手しやすい方で良いのではないでしょうか。


基本的な手入れの方法として、どちらかのオイルを布に適量取り、靴全体に薄く塗ったあと、30分〜1時間後に乾いた布で拭き取るだけ。

細かい手順は、公式ページのシューケア方法を参照。

あと、メーカー推奨の手入れ方法の動画も載せておきます。

これを月1回やるだけで、耐久性が向上するし、何よりも上記写真のように革自体もいい感じに変色していくのです。


靴の中敷について、お手入れは必要ありませんが、長年履いていると外観と同様に変色して飴色のようになっていきます。

この中敷のコルクが、冒頭でも説明したように歩行する時の圧力によって自分の足裏の形状と同じ形に潰れていく仕組みになっているのです。

個人的にはこの中敷の変色具合にも満足しています!


9011 (ベックマン)

購入方法

ショートブーツだけでなくロングブーツも欲しいなと思い、色々と情報を集めていたところ、ネット上での評価が最も高かったのが、9011(ベックマン)でした。

実際に店頭でも確認したのですが、もう見た途端に一目惚れ。

迷わず購入。

これは、開封直後の写真。
美しい。
8109(オックスフォード)とのコンセプトの違いが明確ですね。

私はシチュエーションに合わせて(TPO)、どちらの靴を履くか決めています。


約10年間履いた状態

では、ベックマンを10年間手入れをしながら履いた靴の状態(エイジング)をお見せします。

約10年エイジング

こちらも良い感じに変色してくれました。
自分の足の形に変形してくれた革も愛おしい。

あと、紐を解いた時のタン(舌革)部分のヨレ具合も気に入ってます。


手入れ方法

手入れの方法は、8109(オックスフォード)と異なります。

使用しているのは純正の「ブーツクリーム」。

基本的な手入れの方法として、クリームを布に適量取り、靴全体に薄く塗ったあと、クリームが乾かないうちにブラッシングします。
ツヤが出てくるまでひたすらブラッシング!

ブラシも純正のものがあります。

そして最後に、乾いた布で余分なクリームを拭き取りながら磨く事で、更にツヤがでてきます。

細かい手順は、公式ページのシューケア方法を参照。

あと、メーカー推奨の手入れ方法の動画も載せておきます。


注意点

なお、レッドウイングを履き慣らす過程において、1点だけ気をつける事があります。

革が足になじむまで痛い

これには、私も途中でめげそうになりました。
最初の2〜3日は、硬い革が足全体に当たり腫れ上がるほどに・・・。

ただ、この試練は1週間ほどでおさまり、その後は自分の足に馴染んでいく過程に移行します。

ここからは快感の領域。

馴染んだら快感に変わる!

歩くたびに自分の足にピッタリとフィットしている様子を感じとる事ができるようになるのです。

10年経った今では、他のどんな靴よりも自分の足に合っており、まるでオーダーメイドで作ってもらったかのような快適さを実感しています。


ソール交換について

なお、長年靴を履き続けていると、どうしてもソールが減ってきてしまいます。

私は定評のある「Vibram(ビブラム)」のソールに定期的に交換してます。

様々なショップで交換対応してくれますが、下記のページにVibramの事が非常に詳しく記載されており、参考になると思いますよ。


革ベルト

これは愛用している革ベルト。
ハンドメイドで、靴と同じく10年ほど使ってます。

こちらも長年の間についたキズが良い感じにデコレートされてます。

休日に、レッドウイングを履いて、リーバイスにこのベルトを着けてウオーキングに出かけるのが最高のひと時ですね。


【参考】他商品レビュー記事

私は品質の良いものを買い、長年大事に使い続けるというスタンスを貫いてます。

これまで購入した中で、満足度の高かった物についてレビュー記事を書いてます。興味のあるものがあれば、是非参考にして下さい。