2級ボイラー技士とは
ふたば亭プラスです。
ボイラー設備は、ボイラー技士の免許がないと取り扱う事ができません。このボイラー技士には、2級、1級、特急の3階級があり、それぞれの階級によって作業主任者になれる伝熱面積が異なります
◆2級:伝熱面積25m2未満(貫流ボイラー除く)
◆1級:伝熱面積500m2未満(貫流ボイラー除く)
◆特急:伝熱面積の制限なし
ただ、最近はボイラー資格の必要のない熱源設備が普及してきているので、多くの現場や企業ではボイラー資格を事実上、知識や技能を証明する検定試験的な捉え方をするところが増えてきています。
なかでも2級は業務経験がなくても免許取得できる上、試験自体もそれほど難しくはない為、設備系(ビルメン など)に就こうとしている方達にも人気のある資格となっています。
では、この試験の毎年の受験者数や合格率はどのようなものであるか?データを表とグラフにまとめてみました。
受験者数と合格率
受験者数は徐々に減ってきており、平成21年度の3万6千人に比べると平成30年度は2万5千人と、約30%ほど減少しています。多分、20代くらいの若い世代の受験機会が減ってきているのではないでしょう。まあ、それでも2万人を超えているので比較的人気のある資格と言えます。
次に合格率ですが、こちらは直近で徐々に難化してきています。最も合格率の高かった平成27年度の60.4%に対し、平成30年度は55.8%。
それでも5人中2.8人は通る試験となっており、技術系資格のなかでは、中堅よりやや易しい部類に入るでしょう。
総括
2級ボイラー技士の試験は基本的に過去問を使いまわして作成されています。全国各地で毎月のように実施されている為、その都度新しい問題を作成している時間などないのかもしれません。
55%〜60%の合格率のある国家資格。
過去問を徹底的にやり込めば(注:丸暗記ではなく真髄を理解する)、比較的簡単に取得できると思います。
詳しくは、私が実際に受験した時の様子を書いた下記のブログ記事を参考にして下さい。