第二種冷凍機械責任者 〜講習検定合格後の『法令』国家試験〜

これまでの経緯

ふたば亭プラスです。

まずは冷凍機械責任者の資格試験についてこれまでの受験経緯を説明します。

以前、第三種冷凍機械責任者(3冷)の免許を取得した事で「冷凍サイクル」の仕組みに興味が湧いてきた為、更に上位資格である第二種冷凍機械責任者(2冷)を目指してみたくなり、2冷講習に参加&検定試験に合格して国家試験の「学識」と「管理保安技術」の科目免除権利を得る事ができました。

まあ、ここまでくると、ほとんど趣味の領域となってきましたが・・。

詳細は下記記事をご覧ください。

この「冷凍機械責任者」の資格取得には2パターンあります。


①パターン
国家試験で全科目受験
→「法令」「管理保安技術」「学識(1,2種のみ)」

②パターン
講習受講&検定試験合格後に科目免除で国家試験
→検定試験合格で「学識」「管理保安技術」免除。
国家試験は「法令」の1科目となる。
講習参加申請は、高圧ガス保安協会のページを参照。


3冷は①パターンで取得したのですが、2冷は②パターンで取得する事にしました。

よって、冒頭でも書いたように「学識」と「管理保安技術」の検定試験は合格していますので、残すは国家試験の「法令」のみとなります。

今回は、この「法令」を受験した時の様子を記事にしています。


勉強方法

国家試験といっても「法令」だけなので、たいした勉強はしませんでした。

試験の3日ほど前に、下記2点の勉強をしたくらいです。1日2時間ほどやっていたので実質6時間。はっきり言って「法令」のみの勉強であれば、これくらいで充分です。


(1)講習で貰った「高圧ガス保安法令講義資料」の見直し

この冊子は講習に参加すれば貰えます。全20ページ。著作権の関連で中身は見せる事はできませんが、法令の講義でパワーポイントのスライドで説明されていた内容が掲載されています。

法令の超重要項目だけを集約したようなイメージ。
10分ほどで読めて全体像を把握できるので、ぼんやり眺めているだけでも勉強になりました。

こういう冊子をもらえるだけでも講習に参加した意味があったのかもしれません。おそらく毎年配布されると思うので、これから講習に参加しようとする方は同じものを入手できます。

なお、講習参加の申し込みは、下記の高圧ガス保安協会のページを参照願います。


(2)EchoLandの活用

おそらく冷凍機械の受験生で知らない人はいないであろう超有名なサイトです。

このサイトの中の『2・3冷「法令」◯×式』というページで過去問を2周ほどしました。カテゴリー別に似たような問題が多く掲載されているので、自然と繰り返し学習ができるのです。

この「EchoLand」をじっくりとやり込みながら、(1)の冊子で要点整理をすれば鬼に金棒です。

参考書など必要ありません。


『法令のみ』の国家試験合格率

2冷の法令受験のみ(学識&管理保安技術の科目免除)の合格率がどれくらいなのか、表とグラフにまとめてみました。

大体、85%〜95%といった所でしょうか(魔の26年度は除く)。

非常に高い合格率となっています。「学識」と「管理保安技術」が落とす試験なのに対して、「法令」は通す試験なのかもしれません。


試験日

私は仕事上、出張が多いため、これまで受験してきた様々な国家資格もその都度受験地を変えています。

今回の2冷は東京で受験。会場は「明治学院大学」でした。

なかなかオシャレな雰囲気の大学。

試験会場が大学だと何だか学生に戻ったような気分になり、自然とテンションも上がります。

そして、この試験会場は何と冷凍二種「法令のみ」の専用会場でした。要はみなさん講習組で検定試験を合格して科目免除権利を受けている方々ばかり。

「法令」の試験だけなので教室内は緊張感ゼロでした。今まで色々な国家試験を受けて来ましたが、ここまでお気楽モードな雰囲気は初めて。

試験は9:30〜10:30の60分。問題数は20問

過去問に似たパターンの問題が多く、それほど苦もなく解けていきます。迷うものも数問ありましたが、法令の内容は頭に入ってなければ長く考えても仕方ないのでキッパリと諦めました。

そして試験退出時間の30分となったところで退出。他の方々もゾロゾロと退出していきます。

なお、試験用紙は持ち帰り出来ないので、退出前に解答番号を電卓にメモリしておきました。
「法令」のみの試験でも電卓は持ち込みOKなのです。

ただ、12桁(12問分)しか記憶できないので、後の8問は暗記しました。


(余談)
ちなみに、この日は同じ会場で「乙種化学」の試験も行われていました。2冷とはフロアの違う別な教室。

私が会場に到着した時、1Fの休憩コーナーにこの受験生達が溢れかえっており、皆さん一心不乱に「乙種化学」の参考書を眺めていました。そこそこ難しい部類の試験で、業務で取得する人も多いのでしょう。年齢層は比較的若く、女性も何人か見かけました。

私も受験日程と勉強する時間さえ確保できれば、いつかは取りたい資格の一つです。


解答速報との答え合せ

解答用紙の持ち帰りはできませんが、翌日には高圧ガス保安協会のホームページで「解答速報」を確認できます。

自分の解答と照合した結果は下記の通り。

17/20問の正解。正解率は約85%。
合格ラインは6割以上なので、マークミスさえしていなければ合格となります。

とりあえずホットしました。

正式な合格発表は、翌年の1月7日になるので、そこまで気長に待ちたいと思います。


合格発表

合格発表の日。
ドキドキしながらホームページの発表欄を見ました。

どの国家試験もそうですが、毎回、この瞬間は緊張感とワクワク感が入り混じった高揚感が体全体を包み込みます。

この感覚を味わえるのは受験した者の特権かもしれません。

私の受験番号は、
132−58−6129」

ありました!

ようやく一安心できました!

後日、正式な合格通知が到着。

実際に手にしてみると嬉しいものです。

そして免許申請をしてから約1ヶ月後、簡易書留で郵送されてきました。

これで三種からスタートして二種免許取得まで、一区切りつける事ができました!一種を目指すかどうか・・・、現時点ではまだ決めかねてます。

これまでの冷凍機械の受験記について、下記の記事に総括してまとめましたので、是非参考にして下さい。


私が取得してきた資格の一覧表を下記ページに記載しています。

各資格の「おすすめテキスト」「勉強方法&ノウハウ」「試験概要」「難易度」などの記事にリンクさせていますので、同じ資格を取得しようと計画されている方は参考にして下さい。


また、それぞれの免許証の「形状」や「サイズ」、及び「表記内容」がどうなっているのか下記の記事にまとめました。
同じ資格を目指している方がいれば参考にして下さい。
現物の免許証を見る事で手にした時の具体的なイメージが湧き、多少なりともモチベーションが上がると思います。