電気工事士の技能試験
ふたば亭プラスです。
第2種電気工事士の国家資格の「技能試験」は、事前に「電気技術者試験センター」から候補問題の開示があり、全13問(No.1〜No.13)の中からどれか1問が出題されます。
令和2年度第二種電気工事士技能試験候補問題の公表
どの問題が出題されるかは全く予測がつかず、更には全国の試験場所(各都道府県会場)で候補問題を変えてくるので、受験生は必然的に全13問の候補問題を全て完璧に練習する必要があります。
なお、技能試験の練習用動画については下記の記事を参照願います。
そこで、部材キットや工具を買い揃えて地道に練習するしかないのですが、最も消費するのは当然のごとく「ケーブル」です。
例えば、下記のような練習キットを購入したとして2〜3回と繰り返す場合は、必ず「ケーブル」を買い足さなければなりません。
しかし、厄介なのが練習を繰り返していくうちに、この「ケーブル」の端材ゴミが山のようにできてしまう事。私も技能試験の練習をする際、ケーブルをどんどん買い足し、ゴミ箱用の段ボールが一杯に溢れかえってしまいました。
例えばこんな感じ。
(これは小分けにしたほんの一部)

似たような経験をされている方が多いと思いますが、練習後の「ケーブル」はそのまま粗大ゴミなどに出さずに、保管しておいて下さい。この「ケーブル」は短い端材でもちゃんと買い取ってくれるスクラップ業社が全国にあるのです。
ケーブルの端材でも売却できる!
では、具体的に説明していきます。
ケーブル種類
電気工事士の試験に使用するケーブルは、下記の種類があります。
◆VVF1.6-2C
◆VVF1.6-3C
◆VVF2.0-2C
◆VVF2.0-3C
◆EM-EEF
◆VVR2.0-2C
◆VVR1.6-2C
最も使用頻度が高いのは「VVF1.6-2C」と「VVF1.6-3C」ですが、この種類であればケーブルの絶縁被覆込みで「銅率」が約4割となっています。
そして、売却する時にこの絶縁被覆はわざわざ剥ぐ必要はありません。大抵はそのまま買い取ってくれます。
買取相場
2020年現在の買取相場はおおよそこのようになっています。
¥200〜¥300/Kg
(注)変動あり
全国各地に様々なケーブル買取業者(スクラップ業社)がありますが、下記に代表的な会社を挙げておきます。
なお、これらは一例であり、この記事を読んで頂いている貴方の居住地区にも必ずあるはずです。
どの会社のホームページにも最新の買取価格表が掲示されているはずなので、ご確認ください。
買取業社の一例
(他に全国各地に有り)
【拠点】京都、名古屋
【拠点】大阪
【拠点】首都圏8箇所、関西1箇所
リサイクル店への売却という手段
私の居住地区にも専門のスクラップ買取業者がいくつかありましたが、たまたま近所に日用雑貨品のリサクル店があったので、試しに持って行ったところ、何と買い取ってくれました。
店によって対応は異なるかもしれませんが、ダメ元で持っていくのもいいかもしれません。
運が良ければリサイクル店でも買い取ってくれる
ちなみに、買取価格は大体上記と同じくらいで、翌日にはその端材が店頭に並んでいました。

「これ販売して誰が買うのだろう?」と思っていましたが、よく考えると「ランプレセプタクルの輪作り」の練習にはうってつけかもしれません。この店の近くに高専や技術系の専門学校があるので、そこの生徒さんが買っていく事もあるのでしょう。
あと、この店では端材ではなく「ある程度の長さのあるケーブル」(ジャンク品)まで売っていました。
約10mで¥500。新品が10mで1,000〜1,200円ほどするので、ほぼ半額で購入できる事になります。
逆に言えば、練習の出費を抑える為にこのようなリサイクルショップで格安で購入する事もできるのです。
練習用に買い足したい時はジャンク品がオススメ!
うまく利用して練習時の出費を出費を抑えましょう。



なお、1点注意して欲しい事があります。
このようなリサイクルショップでは、「工具」を格安で販売している事もあります。
格安工具には絶対手を出してはいけない!
こういう中古工具は一部部品が破損していたり錆び付いている事があります。
お手軽DIYなどに使用するならまだしも、電気工事士試験用に買ってしまうと、練習効率が落ちるだけではなく、本番の試験でも思わぬ失敗をしてしまうでしょう。


これには様々な意見もあるとは思いますが、私の個人的見解では、工具だけは下記のHOZANのような信頼のおけるものを最初から用意して練習しておく事をお勧めします。
信頼性のある工具を使う事!
なお、第2種電気工事士に関連した記事はこちらから参照して下さい。
私がこれまで取得してきた資格の一覧表を下記ページに記載しています。
各資格の「おすすめテキスト」「勉強方法&ノウハウ」「試験概要」「難易度」などの記事にリンクさせていますので、同じ資格を取得しようと計画されている方は参考にして下さい。