合格証明書の紛失
今から30年以上前の1986年。
私は高校2年生でした。
当時、学校から半強制的に「英検」を受験させられ、2級に合格したのですが、その後、大学受験時のバタバタ&引っ越しなどが重なり、いつの間にか手元から消えてしまっていました。。。
理系だった私は英語を使う機会も少なく、「まあ、いいか」とそのまま放置。
(なんといい加減な・・・)
就職の時もエンジニアの道を選択したので、記憶から葬り破られる事になったのです。
紛失したまま放置
ちなみに、1980年代は英語の検定試験といえば英検が主流。TOEICがようやく日本でも導入され、徐々に世間一般的に知られるようになってきた頃で、全国的に英語力の指標があまり確立されていない時代でもありました。
TOEICへの挑戦
現職がエンジニアである私は、仕事で英語を使う機会など滅多になく(たまに簡単なメールを読むくらい)、特に切羽詰まった状況にもならず、本格的な英語勉強などしてきませんでした。
そんな中、TOEICが新形式に移行し(2016年〜)、受験者数も250万人を突破したとのニュースを見かけたのです。巷では空前のTOEICブーム。また、それまで激務だった仕事も少し一段落した時期でもあり「これを機会に受けて見ようかな」と重い腰を上げる事になりました。
英語学習の再開
しかし、初回は510点・・・(惨敗)。
600点が目標だったので、ちょっとショックを受けましたが、英検2級のレベルはTOEIC527点が平均というデータを見て、妙に納得したのです。
【一般的な指標】
英検2級
=TOEIC527点
「意外に、英検とTOEICは指標が合っているな」
と同時に、30年前の自分の英語力がそれほど落ちていないという事実に多少やる気も出てきました。ただ、勉強の中心となったのは、やはりTOEIC 。英検準一級は敷居が高すぎると感じたのです。
その後、定期的に勉強を進めていった結果、725点まで点数を上げる事が出来ました。
このTOEIC勉強に関する内容は下記の記事にまとめていますので、ご一読下さい。
その後も英語の勉強は継続して続けていますが、2018年後半〜は理系資格の取得に専念した為、TOEICの受験機会を設ける事ができませんでした。
2019年度以降も公私共々忙しくなる可能性がありますが、感を失わないために、なるべく定期的に受けていこうと思っています。
再発行依頼
TOEICの勉強を進めている中で、気になっていたのが、30年以上前に合格した2級の証明書の存在。
記念として持っておきたかったのです。
ただ、日本英語検定協会のホームページを見ると、Web上から申し込みできるのは過去2年以内のみとなっており、それより前のものについては、郵送での申し込みとなっています。
2年以上前のものは郵送で申請
申請書類はこちらを参照。
実用英語技能検定「合格証明書」申し込み用紙
ただ、私の場合、30年以上前なので桁数が違います。。。
事前に協会へ問い合わせてみたところ、下記のような回答を頂きました。
『そこまで古いものは電子データ化されていないので、じっくり調査する必要がある。1週間くらいかかるかもしれないが、再発行する事は可能。』
30年以上前のものでも再発行可能!
驚きました。
さすが、長年の実績のある機関は違います。一体、何年前のデータまで照合できるのだろうか?、と逆に興味が湧いたほど。
とりあえず、申請が可能という事なので、早速申請書類を作成。
発行手数料:1,100円
(2019年時点)
この手数料は人によって捉え方が異なると思いますが、私としては非常に安いと感じました。技術系の免許だと初期申請だけでも3千円〜5千円ほど取られます。しかも、この1,100円の中には返信時の切手代まで含まれているのです。
現金書留で郵送して、気長に待つ事にしました。
ただし、注意して欲しいのが再発行してもらえるのは「合格証明書」のみで、「合格証書(賞状)」は発行してもらえません。
合格証明書到着
申請してから3日後、1週間を待たずして合格証明書が発行されました。
こういう状態で到着。
そして、再発行してもらった合格証明書がこれ。
1986年合格の証明書
(30年以上前の記録)
この当時のものは、スコア換算できない為、最新の合格証明書のようにスコア表が記載されておらず、若干フォーマットが異なります。
まあ、それでも大満足!
2級という事で、あまり自慢できる級位ではありませんが、間違いなく合格していたという証を手に入れる事が出来ました。今後も大事に保管しておこうと思います。
準1級は、TOEICで800点以上取れる実力がついたらトライしてみようかな、と。。。何年かかるか分かりませんが・・・。
私と同じように、英検の合格書を紛失したまま諦めている方は、一度申請してみてはどうでしょうか?
これまで私が取得してきた国家資格&検定の一覧表は下記にまとめています。「効率の良い勉強方法」「おすすめテキスト」「試験概要」「難易度」「費用」など主要記事とリンク。参考にして下さい。